スタン・ゲッツ の2枚目 |
2006/07/31(Mon)
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![]() Stan Getz & Jimmy Rowles/The Peacocks 関東では30日にようやく梅雨明け宣言がありました。 なのにさほどスカッと晴れてませんよ~ 本国ブラジルではほとんど聴かれていないというボッサが聴きたくなりますが、そこでスタン・ゲッツ。 ゲッツの音楽は、夏の青い空と浜辺でパラソルが似合うでしょうか。 これはジャケフェチな私好みで◎ ボッサといいながら内容はボッサアルバムではありませんが。 実際のゲッツの私生活はまったく浜辺が似合わず悲惨を極め、酒と麻薬に蝕まれ無茶苦茶、公演では手を抜くはで、人間性に問題があろうかとも思えるのですが、ゲッツには絶えず創造性が溢れつづけ、一線で活躍し続けたのがすごい。 たとえ性格に欠陥があっても私生活がめたくたでも、ぐたぐた言いません。すばらしいものが聴ければそれで満足です。 いいも悪いも、好き嫌いは別として、 ゲッツがすごいのは、その時代に一番受けるものを取り入れてしまうところ。ゲッツがショーターの曲をやったり、エリントン・ナンバーをやってます。ここでは心に染みるゲッツの名演。 ジミーロウルズのピアノ&ヴォーカルをフィーチャーし、サイドにジョン・ヘンドリックスやエルヴィン・ジョーンズが加わり、ジャズの醍醐味をかんじる名盤です。 |
JJといえば どのJJ? |
2006/07/27(Thu)
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![]() JJといえば、あのJJ、 そして黒田ちこさんを思い浮かべるかたは、 私と同年代の女性かと思われます!!! このJJはあのJJではなく、トロンボーンの中でも群を抜いているモダン・トロンボーンの第一人者のJJ。 カウント・ベイシー、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー等のジャズメン達と多くの競演を行い、トロンボーンとは思えないそのテクニックを是非聴いて欲しいです。 このアルバムは内緒にしておきたかったのですが、紙ジャケで初CD化されていますので手に入りやすいようです。 J.J. ジョンソン唯一のリーダー作であり、タイトル名どうりブロードウェイ・ミュージカルの名曲が収録されています。J.J自身がブロードウェイ・ミュージカルの曲の中から厳選し、全曲アレンジを施しておりアレンジャーとしての才能も発揮。アルバムに対する創造的意欲が伝わります。 J.J. ジョンソンの名盤は50年代のものをあげられることが多いのですが、このアルバムの'63年前後ころのJ.Jは円熟味が加わり、最も優れていたように思います。是非この時期の他のアルバムも聴いてみて下さい。 |
ラテン風味な カーティス・フラー |
2006/07/26(Wed)
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![]() 今朝はようやくピカッと晴れました~! こんな時はコテコテジャズが暑苦しく感じます。 この楽しそうなジャケットは、このまま聴いてやっぱり楽しいアルバムです。 ズート・シムスファンも忘れていけない隠れた名盤カーティス・フラーの「サウス・アメリカン・クッキン」ズートとトミフラ入り。 数年前はコレークターズアイテムになっていたようですが、廉価版でも発売されていますので容易に探すことができると思います。 ラテンジャズな感じを取り込んでいるのですが、フラーのトロンボーンが柔らかいトーンでくつろいだ雰囲気に仕上がっています。 ポピュラーな曲が並び「 Hello Young Lovers 」が○。 そしてここでもトミー・フラナガンのピアノを忘れてはいけません。このアルバムでも好演。 「Besame Mucho」「One Note Samba」「Autumn Leaves」とおなじみの良いものが揃っていて楽しめます。 まだのかたは是非聴いてみてください。 カーテス・フラーの今更の名盤 こちらの「Blues Ette」 は必須です♪ |
渋いバリー・ハリス |
2006/07/24(Mon)
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![]() バリー・ハリス/Barry Harris Plays Tadd Dameron BARRY HARRIS (p) GENE TAYLOR (b) LEROY WILLIAMS (ds) 収 録 曲 HOT HOUSE . SOULTRANE . THE CHASE . LADYBIRD . CASBAH . IF YOU COULD SEE ME NOW . THE TADD WALK . OUR DELIGHT 渋いバリー・ハリスが、渋いタッド・ダメロンの曲を集めたアルバム。「Our Dlight」は特に好きな曲。 1975年の録音と新しめですがXanaduのジャケットが渋くておしゃれ。検索で見つからないので収録曲を書いてみました。 バリー・ハリスをご存じない方、超名盤リー・モーガン「Sidewinder」のピアノがハリスです。 好きなピアニストのひとりですがハリスは教育者としても有名で博士号を持つ大学の教授です。ご興味おありのかたは以前にも別アルバムを書きましたのでこちらもごらんください。 様々なアルバムに参加していますが、魅力はピアノトリオ。 本作では、Hot House、Soultrane、 Our Delightのスタンダードが良いです。 「Soultrane」この曲はコルトレーンの名盤『ソウル・トレーン』の曲?と思ってしまいますが、ダメロンのこれは『MATING CALL 』に入ってます。しみじみとした名バラードで淡々とハリスが弾いていて、ノリノリソウルジャズを聴きなれているため多少物足りなくも感じるのですが、渋い。 バップ・ナンバーの「Ladybird」この曲のコード進行に基づいてマイルスの「Half Nelson」ができたそうで。 「You Could See Me Now 」はダメロン・ナンバーの中でもよく演奏されている名バラードで、ダメロンがサラ・ヴォーンのために書いた曲。これも大好きな曲。 |
多摩川の花火 |
2006/07/23(Sun)
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日曜日に行われた東京では一番早い調布花火大会。
多摩川の2箇所で打ち上げられる1万発は見ごたえありですが、2箇所同時写真がカメラにおさまりませんでした。 風が全くなかったため煙で夜空が白くなり、少し花火が見えにくくて残念。 ![]() ![]() 暑いのに、 お気に入り玄関マットでゴロゴロスリスリ。 ![]() |
鉄仮面のハロルド・メイバーン |
2006/07/21(Fri)
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![]() ハロルド・メイバーン・トリオ/ Kiss Of Fire 関内でランチをしたのですが、その模様を書こうと思っていました。でも、訪問していただくかたは私のつまらない日常や地域情報を知りたい方ではなく、ジャズ好きなかたが多いので今日のお出かけ情報はお休みしますね。 ブログでのジャズは古いものが中心ですが、今日は以前から書きたかったものを紹介。でも最新のものといっても詳しくないのでよくわからないのですが・・。 ハロルド・メイバーントリオ。実は全アルバムを揃えてしまってます。 ハロルド・メイバーンは、マイルス・デイビス、ウエス・モンゴメリー、スタンリー・タレンタイン、JJ・ジョンソン等の偉大なジャズメンと活動し、2002年「キス・オブ・ファイアー」がSJ誌ゴールドディスク賞を受賞。現代の最高峰のジャズピアニストの一人です。 アルバムでは冒頭からメイバーンの特徴ある力強いピアノでノリノリで始まり、全曲捨て曲なし。一気に聴ける楽しいアルバムでこれはメイバーンの最高傑作。 とくに私の大好き曲「bluebossa」「Orfeu Negro」入りで、このボサノバが全く別ものに聴こえるのも凄い! 容姿は黒人ジャズメンおきまりの、鉄仮面の巨体ですよ~(^^♪ |
スタン・ゲッツ(TS)/ West Coast Jazz |
2006/07/21(Fri)
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![]() スタン・ゲッツ(TS)/ West Coast Jazz Conte Candoli(TP)Lou Levy(P)Leroy Vinnegar(B)Shelly Manne(DS) 新らしいめのものを書いたら落ち着かなくて、消してしまおうかと思いました(笑 立て続けにテナー比較。昨日のハリーアレンとは全く年代が違います。 スタンゲッツは60年代のジルベルトとのボサノヴァのヒットで知られますが、もとはスィング、ハード・バップ系のテナー奏者。 ゲッツも麻薬がらみな話題が多いのですが、ジャズメンに関して私的にはそういうのは気になりません。(こんなことを言ってもよいのだろうか・・) チックコリアとのセッションや、晩年のものに良いものがあるのですが、私は50年代のものが最も好き。 本作はウェスト・コーストの最強メンバーとのセッションで、サイドメンを見ただけで楽しい音が聞こえてきます♪ 「A Night In Tunisia」「Four」は小気味良いテンポで全員がノリノリでとっても楽しいです。 「Suddenly It's Spring」は、ゲッツがソフトでかっこいい。 こだわりのジャケットも可愛い(^^♪ |
ハリー・アレンのボサノヴァ |
2006/07/20(Thu)
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![]() ハリー・アレン(TS)/Dreamer 暑いと爽やかな音楽を選びたいですね。夏になると必ず聴くボサノヴァ。 超定番では「スタン・ゲッツ/ジルベルト」 これはいそしぎに釣られたアルバムで、ハリーアレンをよく知りませんが、このアルバムではボサノヴァの定番の他にジャズスタンダードものがアレンジされていて面白い。チュニジアの夜が○。 ハリー・アレンはスタンゲッツ、ズートシムスを崇拝し、ボサノヴァを取り上げてから今ではボサが定着しているようです。 このひと、30代。もっとおっさんだと思ってた。 (あ~ダメだ、中途半端なぽっちゃり、きらい←音と関係ないのにヒソカに容姿重要。) 初めてボサノヴァを聴いた子供のころは、 これどこの国の音楽?言葉も聴いたことのないなんちゃら語だし・・・と思ってたのですが、これが後にボサノヴァだと知りました。軽快なリズムと明るさ、そしてなんとなく哀愁をあわせ持つ不思議な魅力がボサノヴァにはあります。 ボサノヴァは1960年代の初めアストラッド・ジルベルトの歌う「イパネマの娘」が大ヒットして有名に。日本では特にボサノヴァのファンが多いと言われていますが、本国ブラジルではボサノヴァは一時的に流行った完全に過去のものであり、現在ではほとんど聴かれていないそうなのです。 ふ~ん・・・ |
グラミーのディー・ディー・ブリッジウォーター |
2006/07/19(Wed)
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![]() ディー・ディー・ブリッジウォーター /Love and peace a tribute to Horace Silver 50~60年代ものばかりが名盤ではないと思うので、今日は新らしめ(私にしては)のアルバム。 私はジャズヴォーカルものはあまり聴かないため、昔の人をあまり知らないのですが、ホレス・シルヴァーのアルバムでもチラッと書いた、ヴォーカルのなかでも大好きなディー・ディー・ブリッジウォーター。 サド・ジョーンズ&メル・ルイス・オーケストラに所属、フュージョン最盛期にはジャズ・ヴォーカリスト冬の時代があり、ジャズシーンを離れていた時期もあるディー・ディー。エラ・フィッツジェラルドのトリビュート盤「Dear Ella」がグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル賞を受賞した事で名実共にディーヴァの仲間入りを果たし、ステージはいつもパワフルでかっこよくそれが昨今の人気に繋がっているのでしょう。 このアルバムは、ファンキー・ピアノの元祖ホレス・シルヴァーの代表的ナンバーに詩をつけて歌曲化した作品集。ディー・ディー40代の半ばの時にエネルギッシュにソウルフルに歌ってます。 ゲストにはホレス・シルヴァー本人! そしてオルガン・ジャズの巨匠ジミー・スミス。 ディー・ディー、スキャットも上手いですっ!これはとっても楽しいアルバム。 そしてあわせてシルヴァーのアルバムも聴くべし。 |
腕立てにゃんこ |
2006/07/13(Thu)
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またまたおもしろい画像。
お友達のアレッサさんからお借りした腕立て筋トレにゃんこ。 可愛くけなげにずーっと腕立てしてます~。 ![]() タッ、タマ~。見てる場合じゃない。 おなかタプタプなのですから、タマも見習って筋トレですよ。 ![]() |
懐かしい街 |
2006/07/13(Thu)
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オルガンのラリーヤング |
2006/07/10(Mon)
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![]() ラリー・ヤング/ Unity ジャズは何を書いたのかわからなくなってきました。先日カテゴリーを整理しましたが、猫あり花ありでごちゃごちゃだなぁ。いったい何ブログなのかわからなくなってまーす。 暑苦しいと言われそうですがオルガン。王道のジミー・スミスと、黒いジャック・マクダフを書きましたが、忘れてはいけないラリー・ヤング。ジミー・スミスのソウル・オルガンとは一線を画したシャープなオルガン・スタイルです。オルガンジャズという範疇を超えて、60年代ジャズの良さが満載のアルバムだと思います。 このアルバムでは、ウディ・ショウ、ジョー・ヘンダーソン、エルヴィン・ジョーンズという最強のサイド。 ウディ・ショウのオリジナル曲「Zoltan」はハンガリーの作曲家ゾルターン・コダーイのこと。歌劇『ハーリ・ヤーノシュ』からモチーフがとられている。ウディ・ショウは演奏のほうでも切れ味鋭くフレッシュなフレーズを連発。このひと好き。 ジョー・ヘンダーソンの集中力が素晴らしく、ジョーヘンが最も輝いていた時期。エルヴィン・ジョーンズは重量感のあるドラムがあおりまくり、完全燃焼。興味を持たれたら騙されたと思って聴いてみてください。 |
にゃんにゃん返事 |
2006/07/07(Fri)
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