
もと野良ねこの タマです。現在 推定年齢6歳くらい。
5年程前、いつも外で出会っていたタマは、小さい子猫でした。
でもいつまでも子猫のままで、大きくなりません。
時々缶詰をあげていると、私たちは仲良くなり勝手にタマと呼んでいました。仕事から帰ってくると、どこからか迎えにくるようになり、朝は出かける私の後ろから追いかけてくるのです。
毎日会っていたタマの姿が、ある時から見えなくなり心配していると、
生まれたばかりの子猫をくわえて玄関までやってきたのです。
子猫だとばかり思っていたタマは、いつのまにか母猫になっていたのです。
ところがこの時私に見せに来た赤ちゃん猫2匹は、すでに死んでいました。
その後、数日か数週間か また見かけない日が続き、
梅雨で雨続きのある日、誰なのかわからないほど痩せて変貌したタマに会いました。


これはその雨の日に、ゴミ置き場でボロ雑巾のようになっていた時のタマです。
細くエンピツのような手足になり、力なく泣き声もありません。
病院に連れて行くとその場で入院し、獣医から
猫エイズのようなので助からないかもしれないよ。 と言われました。
その時のタマは成猫なのに1.8キロしかありませんでした。一週間程入院をし、どうせ死ぬなら一緒にいてあげたいと、連れて帰りました。
泣き声も出ないほどに弱ったタマは、いつも私にしがみついていました。
その後病院通いを続けているうちに、下痢や食欲不振を繰り返しながら今もタマは部屋猫として生活しています。体は小さいままなのですが、 猫エイズと言われたものの、元気です。エイズはいったいどーなったのでしょう!?