『Round midnight』 映画とサウンドトラック盤 |
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2006/10/24(Tue)
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![]() Round midnight / Dexter gordon(ts) ジャズの映画・・・といえば『Round midnight』 (1986年、フランス・アメリカ、ベルトラン・タヴェルニエ監督) 『Round midnight』のサウンドトラック盤です。 Round about midnight セロニアス・モンク曲で演奏者によっては“About”抜きの“Round midnight”とクレジットされることもあり、多くのプレーヤーが取り上げているとても奥深い曲です。 映画『Round midnight』は地味ですが雰囲気のある映画で、ジャズ・ファンは流しているだけでもいい。私はこの映画、かつてビデオテープがのびるほど観た(聴いた)のですが、DVDで所有したい。ジャズファンだけの占有物としてではなく、ジャズを知らない聴かないというかたも、ジャズの雰囲気を感じることが出来る映画です。 1959年、ニューヨークからパリのジャズクラブ〈ブルー・ノート〉へやってきたサックス奏者の酒とドラッグに溺れた日々を描いています。ジャズの巨匠、バド・パウエルとレスター・ヤングの実話をもとに作られ、この二人に捧げる とのクレジットが流れます。(バド・パウエルは末期にはドラッグでボロボロ) 主人公のサックス奏者をデクスター・ゴードンが演じており、そのほか、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、フレディ・ハバート、ロン・カーターなどそうそうたるメンバーが吹き替えなしで本物が登場します。ジャズファンは演奏を聴くだけでも涙もの。 映画初主演のデクスター・ゴードンは1986年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされ、音楽監督も務めたハービー・ハンコックは作曲賞を受賞。 デックスは酒、ドラックで精神異常をきたし逮捕歴もあり、ブルーノートと契約してパリに渡り・・・という足跡はまさに『Round midnight』の主人公そのもの。 演じているというよりむしろデクスター・ゴードンそのものが映し出されていると錯覚をおぼえ、じつはこの映画の喪失感にあふれたデックスがあまり好きではなかったのですが・・ ジャズの凄み! これはもう本物のジャズマンでなければ出せないということが理解できる映画です。 |
アーシーなハロルド・ヴィック |
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2006/10/18(Wed)
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![]() ハロルド・ヴィック(ts)/Steppin' Out! Blue Mitchell(tp),Grant Green(g),John Patton(Org),Ben Dixon(Dr) 朝夕秋らしくなりました。 今日はアーシーなテナーマン、ハロルド・ヴィックの代表アルバム。 ジョンバットンのOrgにブルーミッチェルのtpがサイドに入ってます。 ここではまたしてもサイドに回っているグラント・グリーンが聴けます。 ハロルド・ヴィックはR&B畑での活動が主で、マクダフやパットンといったオルガン奏者との縁から、ブルー・ノートへの録音機会を得たようで、ヴィックの数少ない作品のひとつ。R&Bで鍛えられたヴィックのテナーとくれば、ソウルフルでアーシーなジャズ。このブルージーな曲の数々は、 メンバーを見ただけでも格好いい。 6曲ちゅう5曲がヴィックオリジナルで、オルガン・クインテットのアーシーな演奏。オルガンとテナーがお上品。 ワンホーンでデックスを思わせるスタンダード「Laura」もいいです。 ジャケットのウィンドウにカメラマンらしい姿がうつってるのがちょっとおもしろい。 |
ズート・シムスにハマル気配 |
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2006/10/11(Wed)
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![]() Blues for Two / Zoot Sims with Joe Pass ズート・シムスはテナーサックスの名手で、リラックスした大人の演奏を聞かせてくれます。 実は名前だけでズート・シムスをよく知らなかったのですが、 ニャンだジャズだオーディオだ!の G・catの飼い主さん が絶賛しておられ、興味を持ってからは3枚アルバムを聴きました。 私はまだまだズートを語れるほどではないですが。。 ズートを探してみると、私の初めてのズートはこの地味な一枚でした。共演はギターの名手ジョー・パスだけ。ジョー・パスを聴いていた時期に出会ったもので、地味ながら二人の至芸を存分に楽しめます。これはおそらく初心者は手にすることの無いような地味なアルバムですが、ジャズのもう一つの魅力を伝えてくれる演奏で聴きどころ満載です。 「Blues For Two」「Takeoff」はオリジナル。 「Dindi」はウエイン・ショーターの人気盤「スーパー・ノヴァ」での名曲。ゲッツのボサノバとは違った趣で、ズートが気持ちよさそう。 「Pennies From Heaven」ここでは軽やかにソプラノをやってます。 ズートのサックスは余分な説明が要らないほどとてもシアワセな気分になれます。肩に力の入らない心地よいスイング感と、まるで物語があるような歌心溢れるアドリブは素晴らしい。 ズートコレクションが始まりそうな気配♪ |
マリガン、モンクに文句? |
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2006/09/11(Mon)
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![]() Mulligan Meets Monk / Gerry Mulligan ジェリー・マリガンとセロニアス・モンクの共演。 どちらがリーダーなのかわからないアルバムですが、そんなことはどっちでもいいこのアルバム。 バリトン・サックス・プレイヤーのジェリー・マリガンは都会的でクールなウエストコースト。共演者泣かせのモンクは、マイルスとのあの有名なクリスマス・セッションで「俺のソロのバックでは弾くな」とマイルスに言わせましたが、このアルバムはコルトレーンを従えてファイヴ・スポットに出演していたモンク最盛期の頃になります。 このミスマッチとも思える二人の組み合わせがなかなかです。 冒頭曲の「Round Midnight」から、二人が会話をしているかのような相性ばっちりなソロのやり取り。 「Rhythm a Ning」はモンク曲でヘンテコりんな曲ですが、マリガンのアドリブに誘発されたモンクがバックで頑張りました。 マリガンオリジナル「Desidedly」では、モンクが途中でピアノをやめてます。 俺の後ろで弾くな。とマリガンにいわれたのでしょうか(笑 このモンクとの共演をマリガンが望んだのだそう。 このスタイルが異なる二人の共演は互いに相手を刺激し触発するという良い形になってます。モンクワールドが好きな私には、おとなしくさっぱりとまとまりすぎた感はあるのですが、モンクが苦手なかたも安心して聴けるアルバムです。 |
スタンリー・タレンタイン おとなのジャズ |
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2006/09/07(Thu)
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![]() Blue Hour/Stanley Turrentine & the Three Sounds スタンリー・タレンタインは2度目になります。 このアルバムはジャズ評が抜群に面白いturuさんが「大人のアルバム」と評されていたものです。 turuさんのツボを得たアルバムレビューを読むと、同じアルバムのことを書くのは気がひけて書けにゃい・・・のです。50回以上100回は聴き込んだら書こうと思っているのですが、聴きたいものが沢山なのでいったいいつになるのかわかりません。 そこで秋も深まりそうな今日この頃ですから、もうそろそろでしょうか(^^♪ ・・・・とういわけで このアルバムはスリーサウンズとタレンタインのコラボレーション。 スリーサウンズはトリオで、ジーンハリス(ピアノ)アンドリューシンプキンス(ベース)ビルドディ(ドラム)。傾向としてはファンキーピアノトリオといえばわかりやすいでしょう。ファンキーピアノの代表格ホレスシルバーとは毛色はちがいますが。 タイトルにブルー、ハズレなしでした!! 夜のムードを演出しているジャケットがGoodなこのアルバムは、全編スローでブルーなけだるい雰囲気で、このジャケットのイメージのまま、大人のジャズです。 タレンタインのソウルフルなテナーとスリーサウンズの甘いトーンが朗々と響き渡り、これがとてもいい雰囲気ですよ〜 軽めのスリーサウンズも、コ細工してなくて力強くたくまいタレンタインと混ざると、アーシーな味わい深い感じになるんですね。スリーサウンズもトリオアルバムよりも、このような伴奏に回った演奏のほうが個人的には好きです。 スリーサウンズはあまり好まないというかたも、これからの季節にソウルジャズの醍醐味をどうぞ。 タレンタインのリーダー作では「Sugar」「Cherry」のヒット作があり、サイドメンとしても名前がみられるのですが私は深く知らなかったので、ちょっと意識して聴いてみようと思います。 |
ウエストコースト・ジャズ |
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2006/08/08(Tue)
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![]() The Gerry Mulligan-Paul Desmond Quartet/Blue In Time 西海岸ミュージシャンの白人サックスということで、派手さはないのですが洗練されクールでありオシャレなジャズで、飽きることなく聴けるアルバム。 2サックスのカルテットでピアノがなくベースとドラムだけ。サックスの音色がシンプルに伝わります。ジェリー・マリガンの無機質なアドリブに引きずり込まれ、デスモントが本来持っている自由な演奏で秀麗なアドリブ・ラインを聴かせてくれます。ジャズの神髄です。 マリガンはピアノレスが多く、デスモンドはブルーベックやギターと共にやってますが、ここでのこのシンプルさは新鮮。 全曲気持ちよく聴けますが、特におなじみ「Body And Soul」は美しく絶品。 ファンキー路線を聴きなれていると、どれも同じように思えて物足りなかったりもするのですが、何十回ときいていると味が出てくるかんじ。 日常でじゃまにならない、ウエストコースト・ジャズのエッセンスたっぷりなそんなアルバムです。 |
ゲッツとJJのライブ |
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2006/08/02(Wed)
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![]() Stan Getz with J.J. Johnson/At the Opera House 前回続けて紹介したゲッツとJJの組み合わせです。 アルバム枚数が膨大なスタン・ゲッツの、57年にライブ録音されたこのアルバムは、JJジョンソンとの夢の競演♪♪ ライヴでなければ味わえない演奏は必聴です。 この作品、レコード時代にステレオ盤とモノラル盤があり、演奏内容も違っており、後年1957年10月の別の日別の場所で録音されたものと判明したというのですが、CDには両日の演奏とも収められた、カップリングになってます。 「My Funny Valentin」はステレオとモノラル録音2曲入ってますが、モノラルがいい。 「Yesterdays 」に感激。 オスピーのピアノで始まる「It Never Entered My Mind」も鳥肌。 大物の顔合わせでライヴならではのこの熱気、聴いてみて下さい。 |
スタン・ゲッツ の2枚目 |
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2006/07/31(Mon)
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![]() Stan Getz & Jimmy Rowles/The Peacocks 関東では30日にようやく梅雨明け宣言がありました。 なのにさほどスカッと晴れてませんよ〜 本国ブラジルではほとんど聴かれていないというボッサが聴きたくなりますが、そこでスタン・ゲッツ。 ゲッツの音楽は、夏の青い空と浜辺でパラソルが似合うでしょうか。 これはジャケフェチな私好みで◎ ボッサといいながら内容はボッサアルバムではありませんが。 実際のゲッツの私生活はまったく浜辺が似合わず悲惨を極め、酒と麻薬に蝕まれ無茶苦茶、公演では手を抜くはで、人間性に問題があろうかとも思えるのですが、ゲッツには絶えず創造性が溢れつづけ、一線で活躍し続けたのがすごい。 たとえ性格に欠陥があっても私生活がめたくたでも、ぐたぐた言いません。すばらしいものが聴ければそれで満足です。 いいも悪いも、好き嫌いは別として、 ゲッツがすごいのは、その時代に一番受けるものを取り入れてしまうところ。ゲッツがショーターの曲をやったり、エリントン・ナンバーをやってます。ここでは心に染みるゲッツの名演。 ジミーロウルズのピアノ&ヴォーカルをフィーチャーし、サイドにジョン・ヘンドリックスやエルヴィン・ジョーンズが加わり、ジャズの醍醐味をかんじる名盤です。 |
スタン・ゲッツ(TS)/ West Coast Jazz |
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2006/07/21(Fri)
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![]() スタン・ゲッツ(TS)/ West Coast Jazz Conte Candoli(TP)Lou Levy(P)Leroy Vinnegar(B)Shelly Manne(DS) 新らしいめのものを書いたら落ち着かなくて、消してしまおうかと思いました(笑 立て続けにテナー比較。昨日のハリーアレンとは全く年代が違います。 スタンゲッツは60年代のジルベルトとのボサノヴァのヒットで知られますが、もとはスィング、ハード・バップ系のテナー奏者。 ゲッツも麻薬がらみな話題が多いのですが、ジャズメンに関して私的にはそういうのは気になりません。(こんなことを言ってもよいのだろうか・・) チックコリアとのセッションや、晩年のものに良いものがあるのですが、私は50年代のものが最も好き。 本作はウェスト・コーストの最強メンバーとのセッションで、サイドメンを見ただけで楽しい音が聞こえてきます♪ 「A Night In Tunisia」「Four」は小気味良いテンポで全員がノリノリでとっても楽しいです。 「Suddenly It's Spring」は、ゲッツがソフトでかっこいい。 こだわりのジャケットも可愛い(^^♪ |
ハリー・アレンのボサノヴァ |
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2006/07/20(Thu)
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![]() ハリー・アレン(TS)/Dreamer 暑いと爽やかな音楽を選びたいですね。夏になると必ず聴くボサノヴァ。 超定番では「スタン・ゲッツ/ジルベルト」 これはいそしぎに釣られたアルバムで、ハリーアレンをよく知りませんが、このアルバムではボサノヴァの定番の他にジャズスタンダードものがアレンジされていて面白い。チュニジアの夜が○。 ハリー・アレンはスタンゲッツ、ズートシムスを崇拝し、ボサノヴァを取り上げてから今ではボサが定着しているようです。 このひと、30代。もっとおっさんだと思ってた。 (あ〜ダメだ、中途半端なぽっちゃり、きらい←音と関係ないのにヒソカに容姿重要。) 初めてボサノヴァを聴いた子供のころは、 これどこの国の音楽?言葉も聴いたことのないなんちゃら語だし・・・と思ってたのですが、これが後にボサノヴァだと知りました。軽快なリズムと明るさ、そしてなんとなく哀愁をあわせ持つ不思議な魅力がボサノヴァにはあります。 ボサノヴァは1960年代の初めアストラッド・ジルベルトの歌う「イパネマの娘」が大ヒットして有名に。日本では特にボサノヴァのファンが多いと言われていますが、本国ブラジルではボサノヴァは一時的に流行った完全に過去のものであり、現在ではほとんど聴かれていないそうなのです。 ふ〜ん・・・ |













